大分少年院で講話を行いました

2023.10.30

大分少年院では、就労先の職場への定着が出院後の再非行防止に有効であるとの観点から、その一環として、昨年から在院者に対してドローンスクールを開講しており、ドローンの認定資格を取得できる取り組みを実施しています。一方で、ドローンを飛行させるための技能を習得したとしても、どのような業種でドローンが活用されているか分からず、出院者がその技能を十分に活かしきれていないことが課題となっています。
そこで、課題解決にむけて現代のドローンビジネスを知ってもらうべく、当社グループ会社のciRobotics株式会社が講師として任命され、『ドローンが活用される現場とシゴト』と題して、大分少年院の在院者の皆さんに向けて講話を行いました。

講話では、ドローンを飛行させるうえで守るべきルールや法律から始まり、ドローンの種類、ドローンビジネスの概要を紹介しました。
講話の最後に「ドローンを操縦できることと仕事で使えることは同じとは限りませんが、様々な仕事に対する知識や経験を積むことでドローンの活用の可能性が見えてきます。ドローンを操縦できることは、その未来の可能性を拓くための貴重な能力となります。」とドローンを仕事にするために必要な心構えを、在院者の皆さんに向けてお伝えさせていただきました。

講話の後はグラウンドに移動して、ciRoboticsが農業用ドローンを主力事業としていることから、農薬散布ドローン「R-17 V2」のデモフライトを実施しました。在院者の皆さんは、見慣れない大型のドローンを前に戸惑いながらも、実際に農業の現場で使われている姿を想像しながら見学いただいているようでした。ドローンのもつパワーや最大飛行時間など、ドローンの性能についての質問もいただき、関心を持ってご覧いただきました。

講話をお聞きいただいた在院者の皆さんの中に、将来一人でもドローンの送信機を握って仕事をする方がいらっしゃれば幸いに思います。